2025.4/14
桜の季節の店内より
今年は桜の開花がゆっくりかと思っていたら、あっという間に葉桜になってしまいました。
例年よりも桜の終わりが早く感じられたのは、寒の戻りと雨の日が続いたからでしょうか……?
店内でも桜を活けて、束の間の季節を楽しみました。
桜越しにうつる白磁の馬上杯は李朝のもの。清廉で柔らかい色と形は李朝陶器ならではです。
馬上杯は中国から朝鮮半島、日本と伝わるなかで茶碗として茶湯にも取り入れられるようになりました。
本来は季節を選びませんが、「馬」に因んで初午の頃(2月最初の午の日)や端午の節句に用いることも多いようです。
見込みには染付で富の一字が書かれています。
馬上杯については大塚美術ウェブストアもご覧ください。
▶︎ウェブストア〈李朝白磁馬上杯〉はこちら
いよいよ4月も後半。ゴールデンウィークが終われば、青花の会骨董祭がやってきます。
[文|大塚麻央]