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2019.6/25

伊万里鳥香合 桐箱仕覆

伊万里 鳥香合の桐箱の仕覆のご依頼を頂きました。香合がぴったりと収まる桐箱なので、残念ながら香合には仕覆をかけられず、桐箱のみの仕立てです。

手持ちの古裂の中から探し出した印度更紗は、桐箱がギリギリ取れるだけ残っていましたが、針先ほどの穴もありましたので芯地を貼り仕立てています。手触り柔らかく色もきれいに残っており、やはり印度更紗はいいものです。









両側の広い面に花が咲き、中の鳥と花鳥の組み合わせになりました。

伊万里の香合は、18世紀末期から19世紀かけてのもので、型と毛彫りで鳥の質感が良く表されており、思わず掌に乗せて撫でたくなる可愛さでした。(御売約済)

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