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2014.1/20

岡田美術館



箱根に新しい美術館が出来たとの事で昨年末出掛けてみた。

 小湧谷に建てられた近代的な建物で開催されていた、開館披露名品選と題した展覧会。
古美術業界では近年に収集したものと話題になっていたので、とても気になっていたが東洋美術の名品が沢山並んでいた。
他の東洋古美術の美術館だと収蔵品は自分がマーケットで見たり、触れたりしていないので、どこか有名女優を見ているような気がするが、この美術館の収蔵品の何点かは近年の美術倶楽部の交換会で出てきた作品があり、なかには自分も競りに加わった作品などもあって、同時代に生きているような親密感が湧いて興奮した。

大作が多いのでそう感じるのかもしれないが、数寄者道具として使用しながら集めたような作品の揃え方ではないような気がしたが、まだまだ沢山収蔵していると思うので今後の展示も楽しみです。
この美術館の入場料が2800円という事で賛否両論あるが、作品の質や落ち着き、ゆったり鑑賞出来る事を考えれば妥当な価格だと思っている。(近年の公立美術館の詰め込み方式には嫌気がさしていたので)
私達が見学した時はまだ施設が完全には出来あがっていなかったので、今後の企画展等にも期待したい。ただ施設がかなり広いので途中にお茶などが飲めて、少し休めると良いなぁーなどと思ってしまう。
アクセスや展示内容は下記ホームページでご確認ください。

http://www.okada-museum.com/

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