2020.6/16
工芸青花 14 「精華抄」
「工芸青花 14 『精華抄』」に白磁立壺を掲載していただきました。
今回は五島美術館の田代裕一朗さんに玉稿をいただきました。是非ご覧くださいませ。
以下本文より抜粋。
「朝鮮白磁の肌は必ずしも純白ではなく、様々な表情を見せる。器を焼いた際に生じた繊細な亀裂が経年とともに色づいたり、焼成時のムラにより質感のグラデーションが生まれる。また総じて口が広く、量感豊かである。(中略)こうした立壺は、時代が下がるにつれて輪郭線が直線的となり、口縁が高くなるが、本作はそのような変化を遂げる前の一八世紀初に製作されたものと考えられる。(後略)」