2021.7/2
工芸青花 16 精華抄
『工芸青花 16』が届きました。
毎号目を引く表紙のシルエット。今回はなんのシルエットだろう?とページをめくりながら探すのが楽しみです。
志野葦花千鳥文平向付 五客 桃山時代 各径17㎝ (撮影:菅野康晴)
『工芸青花 16 精華抄』にて、志野向付を掲載して頂きました。
此度もお茶人である木村宗慎さんに玉稿賜りました。是非ご覧くださいませ。
以下本文より抜粋。
「唐渡の白磁に憧れるも果たせぬ先人が辿り着いたのは、百草土と呼ばれるざんぐりした陶土の上に、白い釉薬を厚く掛けた柔らかい膚の志野であった。(中略) とりわけ、葦のごとき草と梅花が描かれ、そこに千鳥が躍る見込みは、詩情横溢して好ましい。文様、筆致いずれも志野独特ののびやかな作。(後略)」