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2013.1/31

日本民藝館



漆絵柏文瓶子(うるしえかしわもんへいし) 室町時代 16世紀 高30.0cm 日本民藝館蔵
日本民藝館  http://www.mingeikan.or.jp/




もうどのくらい行っただろうか。
駒場の民藝館に今年初めの展覧会を見に行って来た。
現在、開催中の「日本の漆」展は 南部・秀衡・浄法寺を中心に構成されていて、改めて日本の漆の美しさを知った。
漆器を物として見ると、とても美しいデザインだと思うものと嫌だなぁ~と思うものと極端に二分されるように感じる。だいたい美術品や骨董品は全てそうだけれど、大概は嫌だと思うデザインのほうが多い。ただし現在まで残されて来たということは、何か持ってる!? のだけれど外見からは解らない。
 個人的に、駒場の日本民藝館は好きな美術館でとても落ち着きます。収蔵品は、もう溜息ものばかりです。
何と言っても一番の特色は展示の仕方が他とは違い、数十センチまで顔を近付けて見る事が出来ます。使われたままの状態で保存されていて、まだ創立者の柳宗悦の指紋すら残っているような感覚すら覚えます。
年に五回の特別展が企画され、その度毎に併設展示も合わせて収蔵品の入れ替えや陳列場所を変えているので何度行っても新鮮です。
収蔵点数約17,000点とのことなので、まだまだ見てない作品があるらしく、毎回、釘付けになる朝鮮陶磁の部屋に今回もまた李朝中期の立壺が陳列されていました。この肌が、またまたすばらしい~!!!。店に戻り以前、見ていた作品がまた違う印象なのかと思い、調べましたが別の品物でした。
これからまた、民藝館に行く機会が増えそうです。

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