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2015.1/8

李朝 魚図皿



最近この皿を手にいれました。久しぶりの李朝分院青花の皿です。ご存じのように李朝陶磁器には皿は少なく高価です。
それが某有名店の桐箱に、違う図柄のものが二枚一組で入り、見出しも二枚書かれておりました。通常このような事はしないので何故だろうと思っておりました。しばらくたってから、この文様は参考書や美術館図録などで良く紹介されていると思い、
伝統文様などを調べてみました。



この図は、雲が流れる空に跳び跳ねる鯉を描いており、科挙に合格し、高い官職に昇ることを象徴する【魚変成龍】を表現したもので、その文様が描かれている舞台が龍門となるのだそうです。商売の都合でもう一枚の方を紹介できないのですが
これで納得がいきました他の一枚は初見の雲龍図だからです。
新年最初の花も雲龍梅なので、この事を思いだしスッキリしたと言う話でした。


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