大塚美術

2015.11/5

村上　隆　　五百羅漢図展

内覧会の案内を頂き、森美術館で開催されている国内初の個展を見にいきました。圧倒的なスケールに驚かされ、言葉では言い表せないエネルギーをいただきました。
村上さん本人と知り合ったのは昨年の事ですが、村上作品を初めて見たのは20年程前にサザビーズがまだ、渋谷の西武百貨店の中にあった時でした。
美術画廊横の応接間に通された私の目の前に村上さんの大きなフィギュアが目に入って来ました。現代美術は好きで、結構見慣れてはいたのですがその時の異様な物体に驚かされた事が昨日のように、甦って来ました。その時はお金を工面してやっとの思いでサザビーズで購入したアグネスマーチンの作品を取りに伺った時で、話が目の前にある村上作品の話になりました。初めて見る村上作品と好奇心が重なり、価格を聞きました。暫くして用時を済ませた女房が入室してきたので、半分驚かすつもりで、（これどう？買おうと思ってんだけれど）と言って見ました。すると（本気？どこに置くのよ）と言われ、その時はそれで終わりました。その当時でも国際的には、もう既にかなりの評価をされ、騒がられてはいたようですが、私には今までの概念を覆すような鮮烈な印象を受けました。その後、村上さんは国際的に最も高い評価を得ているアーティストになりました。
今回の展覧会を見て、その時の印象と同じような感覚を受けました。五百羅漢のリサーチが凄く、驚きました。下の映像のような村上さんの指示を発見いたしました。





会場は熱気がすごく、ハロウィーン前夜の為なのか羅漢に扮したダンサーと、仮装した見物客が入り混じり、今まで見たこともない世界にしたり、会場を後にしました。

会場を後にした娘は、（凄いパワーとエネルギーだったね？）（他のどのアーティストよりも人間臭さを感じる）と話しておりました。
余りにも混雑していたので、日にちを空けて、もう一度見に行こうと思っております。

詳しくは下記まで
森美術館　「村上隆の五百羅漢図展」　http://www.mori.art.museum/jp/index.html

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