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2019.8/7

江戸硝子



江戸硝子盃一対





日差しが強く、厳しい暑さが続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

店頭にも並んでいますが、こんな季節にはうつくしい江戸硝子を眺めると、なんだか涼しい気分になります。



指ではじいたときに響き渡る音色。

皿、徳利や猪口など、むかしならではのかたちと質感、涼やかな透明感と色合い。

食卓や晩酌を華やかにする江戸硝子は、誰かの夏の定番だったでしょう。





約200年ものあいだ受け継がれている江戸硝子。

薄く、繊細で、壊れやすい江戸硝子が現代まで大切に受け継がれてきたのは、古来から日本人に四季を楽しむ心があったからだと思います。

自然豊かな日本で、移りゆく季節を愛で、その季節を心から楽しむ。

変わらずに訪れる四季の美しさの中で育まれた、日本人の繊細な感性。





いつもと変わらない日々に、季節を感じながらほんの少しの変化を。

そんな日本人独特の感性を大切に持ち続けていたいものです。









江戸硝子銘々皿一対

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