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2018.7/30

猿投山茶碗

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山茶碗ページ20180730_0002

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原点へと立ち返らせる、焼きものの「初心(うぶ)」な姿。

平安から室町にかけて、東海地方で焼かれた日用雑器で、人の暮らした集落だけでなく、
山中のゴミ捨て場である物原から大量に出土したことが名前の由来。
当然、なんのてらいもない、〝初心(うぶ)〟な姿が当たり前な焼きものは、
気持ち悪いくらい周到につくり込まれ、情念に凝り固まったような茶碗に慣れた躰が、
初心を取り戻すにはうってつけです。 pen本文より抜粋 木村宗慎 利休によろしく

鎌倉時代 直径16.4cm 高5.5cm

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