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2017.10/26

田嶋健太郎 個展

お知らせ640
欠片 
333×242mm/雲肌麻紙・岩絵具・金泥・墨

このたび大塚美術にて、「田嶋健太郎 個展」を開催致します。
田嶋は、東京藝術大学美術学部を卒業後、団体に属さず、ギャラリーでの作品発表を主体に活動。岩絵具や金など、古来より用いられてきた素材の美しさを好みながら、既存の日本画的様式やコンセプトに捉われず、制作を続けています。
朧げに描かれた人物像、月や花、器物等のモティーフは、刹那的であるよりも、むしろ時間性を超え、静謐な広がりをみせます。内観し、生まれたものを写し、育てる、という田嶋の絵画制作において、描かれたものの全ては、自身の心象の断片です。ロマネスク美術や仏教美術、東洋のやきものといった古美術に惹かれると語る作家にとって、個人や肉体的な時間を遥かに超えた、ただそこに“在る”ものの存在が、多くの霊感を与えているように思われるのです。
弊店での初個展となる本展では、新作を中心とした約10点を、古美術とともに展示いたします。

田嶋_空640

180×140mm/雲肌麻紙・岩絵具・金泥・墨

田嶋_輪640

180×140mm/雲肌麻紙・岩絵具・金泥・墨

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田嶋健太郎
Kentaro Tajima

1984年東京生まれ。2011年に東京藝術大学絵画科日本画専攻を卒業。主な個展に、2016年「芽」(白銅鞮画廊)、2017年「結い」(同左)

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10月30日(月)〜11月5日(日) 
11:00〜18:00
最終日17:00まで
会期中無休
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