2016.7/29
藍九谷 月下柳鳥文 五寸皿
と、名付けてみました。
焼きが甘く、大きな欠損がある藍九谷の五寸皿があったので、繕ってみました。
元の欠けた状態の写真を撮り忘れたので、途中から。
欠けた破断面がそのままわかると思います。
芯材を削って作り厚みを調整。漆に木粉や刻苧綿を混ぜた物を塗り、きれいな円形に整えました。磨いて呂色漆を塗ったところです。
この後、更に磨いて弁柄漆を塗り、銀を蒔きました。
銀は酸化で黒くなるので、表面にうっすらと黒漆を塗ってすぐに抑えています。
月に見立て、月下柳と鳥に見えたらいいなと…。
月に見えますか?