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2015.3/11

阿蘭陀白磁壺



阿蘭陀白磁の立壺です。当店に飾ると皆さん李朝白磁と間違えます。なかには李朝の偽物と思われた時もありました。
18世紀のものでオランダでは煙草入れとして使われていたそうです。




白磁は肌が命ですがその基準は人によって様々です。
オランダ白磁は少し鉛分が入ったような色で、白さで言えば李朝より白いかもしれません。
胴接ぎはなく土は軟質で、轆轤目が強く残っています。デルフトも色絵や染付は早くから市民権を得て、数多く残っておりますが白磁のものは案外少ないと思います。

花はフリチラリアというそうで、黒百合の仲間だそうです。姫みずきと合わてスタッフが生けてくれました。



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