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2009.9/30

韓国研修

3回目の韓国研修に行ってまいりました。

1回目はソウル。2回目は釜山から慶州。今回はまたソウル市内の美術館と骨董街を巡る旅となりました。
1回目は初めてでしたので、地理もわからずひたすらガイドブックを頼りに
歩き、2回目は大雨台風の釜山でいずれも楽しいながらも…でしたが、今回は、
天候にも恵まれ、地理の距離感もおおよそ掴めていたので快適に過ごすことが出来ました。

今回の一番の目的は湖林美術館で20日まで開催されていた「高麗青磁展」を
見ることと、前回、行けなかった梨花歴史博物館に行くこと。
ですが、またも梨花歴史博物館は日程的な都合でお預けになってしまいました。
その分、気合いが入り、翌日の湖林美術館は開場前から待機。



これまでは市街から少し離れた所にあった湖林美術館。新しく市内に別館が作られました。前回、訪れたリウム美術館と同様に近代的な建築で建物そのものが現代美術のようです。無機質な暗い室内で、高麗青磁の数々が静かに碧い輝きを放っており、とても美しかったです。店の主人はいつものごとく「(いいものが沢山あって)頭に来るなぁ」とつぶやいていました。
ただ、今回の第一目標であった高麗青磁の数々、本当にお見事の一言でしたが
見終えた頃には少々、目が疲れしてしまいました。
まだ、1か所目なのに…。

そしてリウム美術館から国立中央博物館へ。
湖林美術館、リウム美術館は人影も少なく、とても静かに見て回ることが出来たのですが、国立中央博物館は日曜日は入場料がフリーになるらしく、とても賑わっていました。お国柄なのか美術館の中で走り回ったり、記念撮影したりというのは、ちょっと日本人には不思議な光景です。
その後、韓国美術博物館に回りたかったので、早足で国立を後にしたのですが、入場時間に間に合わず、目の前で門が閉まるという残念な結果に。
がっかりしていた私達に、タクシーの運転手さんに薦められて近くの街並みを散策することとしました。



私達はあまり観光名所を詳しく調べていなかったのですが、そこは北村(プッチョン)という、両班が暮らした韓屋の街並みが保存されているところで、今でも人が暮らしており、なかなか風情のある街並み。
おそらく、権力の象徴になったと思われる立派な門と反り返る瓦屋根。高台から眺めるとオンドルの煙突がその屋根からそこかしこに。
ガラスケースの中に入っている作品を眺めることとはまた違う、その当時の空気感を味わえるひと時になったと思います。



今回は、卒業生の加登さんと同業者の方が御二方ご参加下さり、とても楽しい珍道中(御二方、失礼)となりました。加登さん、味が薄い時用にお塩を持って来てくれて。感謝。
今回、行けなかった韓国美術博物館と梨花歴史博物館は、また、次回の韓国再訪の日までの楽しみに。
従業員R

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