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2021.5/12

新羅仏 如来立像【青花の会骨董祭2021】





如来立像

統一新羅時代
H6.9×W3.5×D3.1 cm



頭頂から台座まで一鋳で造られた如来立像。
通肩にまとった袈裟の、やや太めにとられた段々状の衣文や、蓮華座のつくりなど、小像ながらも丁寧な作行が目を引きます。

統一新羅時代に造られた仏像の厚みのある体驅や細長い眉毛、少々張った肩などの特徴は、中国・唐からの直接的な影響を受けたものですが、後に東アジアの仏像の定型的な表現となってゆきます。

少し大きめの頭部に、ふっくらとした顔は穏やかですが、纏う雰囲気は凛々しく存在感のある一品です。
背中側には光背を取り付けるための枘穴があります。

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Standing Buddha, Gilt bronze
The Unified Silla era
H6.9×W3.5×D3.1 cm

Condition: Good antique condition.
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「小像 ー古代と現代ー」

青花の会|骨董祭2021 大塚美術ブース

□会期|6月4−6日(金土日)*4日は青花会員と御招待者
□会場|√K Contemporary(牛込神楽坂)

※6月5日12:00よりOtsuka Fine Art onlineにて出品作の一部を販売致します。
※骨董祭に関する詳細は、下記ウェブサイトからご覧ください。
https://www.kogei-seika.jp/seikafes/2021.html

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