2012.9/12
李朝雲鶴文六角瓶
H14.1cm W8.5cm X 9.5cm (ご売約済み) 六面取りされた胴部と、すっきりした頸部のバランスのとれた女性らしい雰囲気を漂わせた六角瓶で、19世紀に入って出現した器形です。肩には如意頭文帯を巡らせ、足袴でなんとも装飾的...
2012.7/30
李朝初期白磁壺
(ご売約済み) 映像の李朝初期の白磁の壷が古美術の市場に出て来た。形や大きさは申し分ないのだけれど、随分汚れているのが気になる。ウブ味と言うより、汚ない汚れのようだ。競りにかかる前にこの汚れが落ちるかどうか思案した。市場などに時々出る初期の...
2012.7/5
江戸ガラス(びいどろ)
江戸硝子蓋物(びいどろ) 随分前から公開されていた、『白磁の人』を見に行って来た。映画の感想はと言うと、もう少し演技力を身に付けた俳優さんに演じていただいたらなぁ~と言うのが正直な気持ちです。韓国の俳優さんは上手でしたが柳宗悦と浅川伯教...
2012.6/1
李朝の酒器
( 徳利 酒盃共に 御売約済) 骨董趣味の一番の愉しみは、生活のなかで使えて楽しめる事です。 我々日本人は古くから器やお道具には敏感で、ことに食器となると様々な嗜好があります。 店では酒器の取り扱いも多く、また酒器の好きな...
2012.5/25
李朝に始まり・・・・に終わる 李朝白磁
古美術、骨董品は本当に奥が深いので、一度、骨董熱に取りつかれると、なかなかやっかいです。先日も常連のお客様が、同じような物を幾つ買えば気が済むのだろう?と言いながら白磁の大壷を、また御買上頂いた。当店にも色々のお客様がいるのでお客様の好みや趣...
2012.4/12
高麗青磁素文輪花鉢
4月の香港サザビーで北宋時代の汝窯の15cmの輪花鉢が22億円で落札された。ここ数年の中国美術品の高騰は凄まじいがこの作品も又、日本国内の老コレクターの出品だそうです。世界に数点しか確認されていない汝窯の作品なので落札価格が高いかどうかは各自...
2012.4/6
陶器の共直し
(御売約済み) 李朝の18世紀末~19世紀初の草花文の瓶です。この作品は購入時点ですでに、この映像のような状態でした。 この場合の直しとしての選択は、金や銀色の直しと下記の映像のような共色の直しがあります。金や銀などの直しですと破損部分だけで...
2012.2/2
線刻菩薩鏡像 (伝金峯山)
極薄い銅板に刻点を密に連ねる蹴掘りで、線の間が盛り上がるほど力強く刻まれた為に、裏面にも線が明瞭にあらわれています。さらに肉身部はわずかに打ち出してあるようです。鏡面には正面向きで蓮茎を持つ菩薩像と思われます。この鏡像を初めて見せられた時...
2012.1/20
李朝螺鈿硯箱
韓国中央博物館で開催された高麗;李朝の螺鈿を皮切りに、柳 宗悦展、静華堂美術館の朝鮮陶磁展を最後に随分と李朝螺鈿を見る機会に恵まれた。元々朝鮮の螺鈿は数が少なく、特に18世紀以前の物は、市場には余り出ない。これらの展覧会も図録や他の美術館の蔵...