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2012.9/24

白磁陽刻梅竹文小瓶


H13.3cm X8.7cm (ご売約済み)

朝鮮後期の洗練された作行き」をみせ、陽刻により梅花と竹があしわられ、雅趣と品格が伴っています。
ふっくらとした花房一枝を表しますが文様には写実味があります。それは中国陶磁の文様の貼花での表現とは異なり、この作品は外面を丁寧に削り出して、薄肉の浮彫調としています。
朝鮮後期白磁に特有の青味をふくんだ白磁釉が文様の周囲に溜り、やわらく包み、この可愛いらしい姿形を更に引き立てています。後期の作品ですが余り青味が強く無く、堀も丁寧で強いので、18世紀後半頃の女性の調度品だと思います。

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