Blog » 酒器とは｜大塚美術 / Otsuka Fine Art

李朝鶏龍山徳利　刷毛目　盃　共に商談中　　　（木地丸大盆　御売約済み）

青花第三号の酒盃特集の口頭で、俳人の小沢實さんが盃についてのエッセイを寄せていらして、「良い酒器には、酒も肴もいらない。」「酒盃と遊ぶといっても酒は無くてもいい」とあります。「ほんとうの酒好きは酒器など集めない」とも有ります。私の知る限り、酒器好きの方とのお付き合いのなかで飲む方飲まない方、半々のような気がします。盃を持ちながら酒器談義をするので、こちらはてっきり飲むまれるものとばかり思っていたところ、後日飲まない事を知る事もあります。結構、下戸の方はたくさんいらっしゃると思うのです。酒器は酒を飲む為だけの物では無いということだけは確かなようです。「呑まない人に本当の良い酒器は分からない。」などと言う方もいますが、決してそのような事はないと思います。私もお酒はあまり飲めないのですが、小沢さんが文章のように愉しんでいるので本当に感銘を受けました。（私は毎日、養命酒で楽しんでいます！）今回の特集は見応えがあり、他店の酒器で気になるものが沢山掲載されてますが小沢さんのコレクションも見事です。このコレクションを見たら、この生きた文章も納得出来ました。