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2012.12/21

師走なのに



李朝刷毛目徳利  李朝鶏龍山盃   根来折敷

師走と言うと、誰もが一年で一番忙しい時なのに、週末から急遽韓国に行って来ました。目的はソウルの国立美術館で現在開催中の高麗青磁展を見る為です。気付くのが遅かった事もあるのですが交換会や展示会等で一番良い時期を逃してしまい、その内にソウルの寒さを言い訳に我慢していましたが、終了が近づくにつれ、その事ばかり考えるようになり、いてもたってもいられず会期終了間際になり、出掛ける事となりました。ソウルはー10度以上の日が続き、外は凍える様な寒さです。二日前には大雪が降り、あたり一面白化粧されておりました。展覧会はとても良く、名品の数々や陶片類も多く展示されており、見応えのある展覧会でした。日本からも有名な名品が数点展示されておりましたが潤松美術館の収蔵の雲鶴文の梅瓶だけは会期前半だけの展示だったようで見る事ができませんでした。つぎの日はソウルから車で40分程の湖厳美術館に行き図録でしか見たことのない作品に感動し、次の梨花女子大美術館では、梅竹にスポットをあてた展覧会でしたが又ここでも新たな作品との出会いと感動があり、有意義な時を過ごせました。韓国の美術館はいつ行っても日本と違い、あまり人がいませんがこの時期は特に少ないように感じられ、美術館に行くなら絶好の時期かもしれません。

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