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2011.7/16

貴重な資料


大正から昭和の始めにかけて、李朝時代の美術品の大ブームが起こり、沢山の研究やそれに伴う、書物や売り立てが行われ、まだ印刷物や写真の技術が未熟だった頃、写真のような冊子が販売されたり、非売品で配られたりしました。


このような形態で年月が経っている為に、ほとんど破棄されてしまい、今では現存数も少なく貴重品です。マーケットでも驚く程、高額で取引されます。現在はインターネットにより、大量情報発信の時代ですが、このような古い小冊子から生きた情報を得る事が多くあり、最近手に入れた物が何十年も前の本に所載されていたり、以前は著名なコレクターの旧藏品だった事を発見する事もあります。

   

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