2012.6/1
李朝の酒器
( 徳利 酒盃共に 御売約済) 骨董趣味の一番の愉しみは、生活のなかで使えて楽しめる事です。 我々日本人は古くから器やお道具には敏感で、ことに食器となると様々な嗜好があります。 店では酒器の取り扱いも多く、また酒器の好きな...
2012.5/25
李朝に始まり・・・・に終わる 李朝白磁
古美術、骨董品は本当に奥が深いので、一度、骨董熱に取りつかれると、なかなかやっかいです。先日も常連のお客様が、同じような物を幾つ買えば気が済むのだろう?と言いながら白磁の大壷を、また御買上頂いた。当店にも色々のお客様がいるのでお客様の好みや趣...
2012.4/12
高麗青磁素文輪花鉢
4月の香港サザビーで北宋時代の汝窯の15cmの輪花鉢が22億円で落札された。ここ数年の中国美術品の高騰は凄まじいがこの作品も又、日本国内の老コレクターの出品だそうです。世界に数点しか確認されていない汝窯の作品なので落札価格が高いかどうかは各自...
2012.4/6
陶器の共直し
(御売約済み) 李朝の18世紀末~19世紀初の草花文の瓶です。この作品は購入時点ですでに、この映像のような状態でした。 この場合の直しとしての選択は、金や銀色の直しと下記の映像のような共色の直しがあります。金や銀などの直しですと破損部分だけで...
2012.2/2
線刻菩薩鏡像 (伝金峯山)
極薄い銅板に刻点を密に連ねる蹴掘りで、線の間が盛り上がるほど力強く刻まれた為に、裏面にも線が明瞭にあらわれています。さらに肉身部はわずかに打ち出してあるようです。鏡面には正面向きで蓮茎を持つ菩薩像と思われます。この鏡像を初めて見せられた時...
2012.1/20
李朝螺鈿硯箱
韓国中央博物館で開催された高麗;李朝の螺鈿を皮切りに、柳 宗悦展、静華堂美術館の朝鮮陶磁展を最後に随分と李朝螺鈿を見る機会に恵まれた。元々朝鮮の螺鈿は数が少なく、特に18世紀以前の物は、市場には余り出ない。これらの展覧会も図録や他の美術館の蔵...
2011.12/30
李朝の造形
古美術品を扱ったりしていると、時々その造形力にハッとすることがある。 この白磁の祭器台鉢もそのひとつで、どこにも無駄の無い美しさです。 19世紀分院窯特有の少々青味がかった釉調で李朝陶磁の持っている、 もう一方の暖かみや、親しみは感じら...
2011.6/15
熊谷守一の書
五風十雨(ごふうじゅうう)五日に一度風が吹き、十日に一度雨が降る。 五穀豊穣、平穏無事、気候が穏やかで順調なことを意味する。 守一自身、一番好きな言葉だったらしいので、割合、数があるようです。 画伯の晩年、世話になった人に、...
2011.6/13
蒔絵の勝虫
毎朝、開店前に香を焚きます。 焚くと言っても、香木からの本格的なものではなく お線香をぷつっと二つに折って、火をつけるだけ。 お香の香りがたつだけで、清々しい空間が生まれます。 その、ぷつっと二つに折る時が個人的に小さな占いに...
2011.5/23
東大寺二月堂焼経
織田信長の父、信秀が北野天満宮から菅原道真の 木像を勧請し、奉ったことに由来する万松寺。 万松寺は時代の中で場所を移り、名を変えて、 現在、名古屋三天神のひとつ「桜天神」として 合格祈願のお参りで人々に親しまれているそうです。 今日...