明けましておめでとうございます。 昨年中は色々なお客様に本当にお世話になりました。 昨年末、ある壺が縁で、李朝のコレクターという方から 突然電話を頂いたので、早速うかがった時のことです。 挨拶もそこそこに、居間に並べられた沢山の品物を拝見したが、 どれも魅力的な物なので、そう褒めると、自分のこれ迄の 蒐集歴を懐かしむかのように話し始め、又、時々奥様の…
時間が経つのは早く、すっかり年の暮れ。 もっと早くご紹介するはずだった京都の写真をご紹介します。 混雑する京都市内を避け、京都郊外と滋賀を巡った。 まず、滋賀県の「大津市歴史博物館」 当時は「大津国宝への旅」展を開催しており、 図録などで見た事のある、平安時代の金銅経箱がそっと展示されていた。 図録では華やかに存在を誇示しているかに思えたが 実物は思った…
急に冷え込んだ今月中旬に、社内で京都に方面に行って来ました。 京都が主な開催地であった一つの交換会が幕を降ろすことになり そこにまだ行ったことの無かった自分を、連れて行って下さったの が主な目的でした。 仏教美術専門のその会は歴史のある会で、 会場内のかなりご年配の業者さん方が 「終わりですねぇ」 「そうですねぇ」 と静かに語り合っておられて、会主側の方だ…
年にたった2回だけ、不定期にオープンする・・・ 韓国にそんな美術館があります。 「澗松(カンソン)美術館」は ソウル中心部から北東に位置します。 常設展示がなく、年に2回、5月と10月の2週間だけ 企画展示で開放される韓国初の民間美術館です。 創設者は全蛍弼(チョン・ヒョンピル) 氏。 大富豪の次男坊で、その号である「澗松」から 命名されました。 韓国美術の海外流…
お店の応接間に大聖武の軸を掛け、李朝白磁の俵壺に 花を入れ、唐津の茶碗に抹茶を入れ、ポットから湯をだして一服 これって作法から言ったら目茶苦茶なんだろうなぁ~ などと思いながらも、気分はいい。 骨董屋もコレクターと同じで、気に入ったものが 手に入るとすぐに楽しみたくなる。 この軸は大聖武と言い、元東大寺伝来の重宝であったことから 聖武天皇筆と伝えられ、特…
青山を訪れると、きまってお店に立ち寄って下さるお客様が、 今日は文庫本を携えていらっしゃいました。 たまたまその時は店主が留守にしていたので 器のことや、その器に活ける花のことなど 色々とお話をうかがっていると、 「この本を知っていますか?」と 手にしていた文庫本を紹介して下さいました。 白磁のことでちょうどひとりごとを更新したばかりでしたし、 何か運命的…
先日、昨年暮れから年始にかけて、録画したままになっていたものを やっと見ました。 その中の一つがTBSで放送された 「唐招提寺1200年の謎 天平を駆けぬけた男と女たち」 昨年、大改修を終えた唐招提寺のその途中経過のドキュメントと、 鑑真和上が、唐から海を越え渡来しその死後、 唐招提寺が建つまでのドラマの二部構成。 恥ずかしながら、子供の頃は、歴史が得意では…
加登さんと仕覆のお稽古に通い始めて、2年以上が過ぎました。 今月は、年明け初のお稽古でしたので、いつもの仕覆制作ではなく 卯槌という掛香袋を教えて頂きました。 本来、卯槌(うづち)とは、 平安時代、お正月の初の卯の日に邪気払いとして 桃材を長さ三寸、一面一寸四方の柱状にし縦に穴をあけ、 五色の飾り糸を十五筋、五尺ばかり垂らし、 御座の西南の柱に掛けたものだ…
11月になり、急激に冬が到来したようです。 京都市内もまもなく紅葉が見頃です。 関西での仕事のおかげで、 はからずも京都を案内してもらえる機会に恵まれ、 今回は近江方面、特に比叡山を見てきました。 木枯らしや初雪が各地で観測される厳寒のみぎり、 雨と霧に包まれた比叡山は静まりかえり、山の空気も張りつめていました。 比叡山といえば延暦寺。 学校でそう習いましたか…
3回目の韓国研修に行ってまいりました。 1回目はソウル。2回目は釜山から慶州。今回はまたソウル市内の美術館と骨董街を巡る旅となりました。 1回目は初めてでしたので、地理もわからずひたすらガイドブックを頼りに 歩き、2回目は大雨台風の釜山でいずれも楽しいながらも…でしたが、今回は、 天候にも恵まれ、地理の距離感もおおよそ掴めていたので快適に過ごすこと…
主人から「利休にたずねよ」という本を紹介されました。 軍略家、政治家・・・歴史に登場する英雄たちは 魅力的な人物ばかりなので、 学生の頃から私は歴史科目が大好きでした。 しかし私にとって、そんな英雄たちの中で とくに人物像がはっきりしない英雄、それが「利休」でした。 利休の断片的なエピソードをいくつか知ってはいたものの、 「美しいものに鋭敏な感性をもった…
20数年前の話になるが、年に数回イギリスに買付に行っていた頃の話。 その頃のロンドンは、商品も豊富で、まだ暗いうちから 朝市が市内の所々で開催されていました。 そのマーケットに誰よりも早く出向き、 掘り出し物を見つけようと懐中電灯を片手に物色した時、 黒いコーヒーカップを見つけ、値を聞くと、たしか、50ポンドとの事。 その頃は一ポンド500円位ですから、25000円。 …








