2019.2/15
「無題」
「無題」と名付けられた絵を、皆さんみたことはあるでしょうか。 画家はなぜ、「無題」という ”題” をつけたのか。 モチーフのない抽象絵画と、その作品につけられる題名との関係性、画家の想い。 川端実もまた、「無題」...
2019.2/6
体験するアート
今回展示される川端実の作品はカラー・フィールド・ペインティングという表現技法が用いられています。 カラー・フィールド・ペインティングは、「色面絵画」「色彩による場の絵画」と訳されます。 抽象表現主義の中でも、大きく身体...
2019.2/2
Betty Parsons
ベティ・パーソンズ・ギャラリーといえば、ジャクソン・ポロックやデ・クーニング、マーク・ロスコを輩出したギャラリーとして多く知られているかと思います。 そのギャラリーの経営者が、ベティ・パーソンズ(Betty Parsons)。  ...
2019.1/23
川端実の色彩
川端実の祖父 玉章は日本画家でもあり川端画学校と言われる私塾を経営していました。そのような環境の中で川端実が筆をとったのは、ごく自然の成り行きだったでしょう。 1936年25歳の時、文展監査展で入選、選奨となり、記録としてはこれが初の受賞となり...
2019.1/21
川端実と原田治の師弟関係
川端実は日米の大学で教鞭をとり、また自宅アトリエでも子供に絵画を教え、その教え子に原田治がいました。オサムグッズやドーナツ屋さん、ポテチのキャラクター等で有名ですね。 原田治が川端のアトリエに通い始めたのは7歳。1953年、川端42歳の頃です。...
2019.1/18
白い壁
今ではほとんどの美術館で当たり前にみられる白い壁。 なんとこの白い壁を最初に使ったのは、川端実がニューヨークに渡って最初に個展を開き、また専属画家として契約を交わしたギャラリー...
2019.1/16
原点
彼自身、本当の意味での作家生活のスタートは戦後かもしれないと述べているように、戦後の川端実は、それまでの作風からまるで一度原点に戻るかのような筆の動きを重視したブラッシュワーク作品を残しています。 その作品をみると、日本の「...
2019.1/12
ニューヨークでの生活
1958年で渡米し、その後約40年間在住することとなるニューヨーク。川端実にとって、どのような場所だったのか。そんなニューヨークでの生活について、彼自身こう述べています。(川端実「パリよりニューヨークが」『芸術新潮』1962年12月、談話) &...
2019.1/10
今回の展示では
生涯にわたり絵を描きつづけた川端実。今回の展示では60年代と70年代の作品、また川端実の筆跡の原点といえるであろう、1956~1958年にかけて描かれたブラッシュワークにスポットをあてて展示を行います。 1958年、ニューヨ...
2019.1/9
ニューヨークの川端実 原田治
まずは2011年に横須賀美術館で行われた「生誕100年 川端実展 東京 — ニューヨーク」の図録(発行 横須賀美術館 2011年)から抜粋して、かつて川端実を師としていたイラストレーターの原田治さんの「ニューヨークの川端実」という文章を紹介します。 ...